さる7月23日に協同組合主催の労働災害防止研修会が開催されました。
鹿沼労働基準監督署の職員の方々から、労務管理と労働災害防止の講話をいただき、参加者は熱心に聴講しながら、自社における災害防止の取組みの必要性を理解しました。
運送業の交通事故はここ5年の間に労災事故の8%まで減少しましたが、荷物を取扱い中に手指を「はさまれる」場合や重量物の取扱い時に反動で身体の一部を痛めるなどの災害が19%に増えています。
流通センターの労災発生状況は、平成20年から23年にかけて大幅な減少となりましたが、24年には2倍以上の増加に転じており、従業員への注意喚起が必要です。
センター内の労災事故は、「はさまれ」が約3割を占めています。これは、最近の貨物自動車は箱車やウイング車が多いため、荷台からの落下よりも扉や荷物にはさまれたり、ロールボックスによる事故が多くなっているようです。注意してください。
荷主先での荷役作業の墜落・転落防止には、陸運事業者と荷主先が、契約等により役割分担するとともに、墜落防止装置や荷台への昇降設備等の設置について連携して取り組むことが重要です。
最後に、各事業所においては、労使が協力した積極的な安全衛生活動により、管理監督者や労働者等の一人ひとりが「安全意識」を高めていただき、災害の無い職場の形成に努めて欲しいとの要請がありました。
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